Make spring great again

あと一週間余りで結婚して半年になることに今気がついた。家から出なさすぎて夫に心配された長い冬が終わろうとしている。心配も何も結婚前は家から出ないと会えないから出て会いに行っていただけで、今は家に居れば帰ってくるのだから家から出る必要がないだけの話なのですが…

テレビで未だに30代独身崖っぷちとか言ってるのを見て考えるけど、これから配偶者が借金まみれになるとか子供産んだのに病気や怪我で働けなくなるとかそういうことのほうがよっぽど崖っぷちだと思う。極論、次外に出たとき車に轢かれるかもしれないし、年金払っても貰えないし、アメリカでは銃乱射が起こる。この世は崖だらけ。なんびとも崖っぷちにいることを忘れるな。

今が一番何になりたいかわからない。結婚したら結婚式もウエディングドレスもどんなお母さんになりたいかも次々とドリームが膨らんでそれを叶えていって…みたいに自動的になるのだろうと子供みたいなことを20も半ばになって考えていたが、ならないことがわかった。多くのことは、自分の意思で実現し、動かせるということはわかっているけど動かしたいこともない。自分の体さえ動かしたくない。毎日働いているだけ奇跡。あなたたちは奇跡を目の当たりにしています。

「ぜんぶ雪のせいだ」というスキーの広告、本当の雪のせいをお前に見せてやりたいよ。朝起きて雪が積もってるだけで今日もなるべく早く帰って来ないとしんどいなと思うところから始まって、寒さに耐え早足で歩いていると何か考えてはいるんだけど気付いたらもう家or職場に着いててその間の記憶がないんだよ。どうですか?あなたも心配になってきましたか?でも心配してもらいたいわけでは決してない。みんなこうでしょう。楽しくない瞬間を抜粋しているだけです。私の少しの肌荒れも心配してくれる夫といつも笑い合っているし、今日は実家に帰って両親とおいしいご飯を食べました。

さて、元号が変わっただけで勝手に何か変わると思っている人達、若人が新しい時代を担っていってくれると思っている人達、あなたたちが生き長らえている間はおそらく何も………………。そして当の私は、私と私の家族が幸せに暮らしていけるのかを考えるとまさに崖っぷちにいるような気持ちになってきますが、みんなが各々の幸せを感じて誰に干渉されることもなく生きていけるのがきっと求められる新しい時代です。そのためには変なネットニュースは見ない、坂上忍の言葉を聞かない、ドナルド・トランプにドン引きし続けるなど、身近なところから始めていきたいですね。
では、しっかり暖かくなった頃合いにまたお会いしたいと思います。